
電動弁
モーター弁
Electric Actuator Valve

電磁弁
ソレノイドバルブ
Solenoid Valve
特徴
項目 | 電磁弁・ソレノイドバルブ Solenoid Valve | 電動弁・モーター弁 Electric Actuator Valve |
---|---|---|
動作速度 | 高速(0.05〜0.5秒) | 数秒〜数十秒 |
エネルギー消費 | 通電中に消費 | 動作時のみ消費 |
流量制御 | 開閉のみ | 比例制御可 |
適用配管径 | 小〜中口径 | 中〜大口径 |
耐久性 | 頻繁な開閉に強い | 長時間開状態保持に強い |
用途 | 高頻度開閉 | 大流量・精密流量制御 |
流体制御弁 選定時の確認項目
流体制御弁を正しく選定するためには、使用環境・要求性能に応じた多角的な確認が不可欠です。以下は、選定時に優先的に確認すべき主要項目の一覧です。
項目 | 確認内容 |
---|---|
1. 使用流体の種類・特性 | 流体の種類(気体/液体/特殊流体)および性質(腐食性、粘度、比重、可燃性など)を確認。適合する材質・構造の弁を選定するための基礎情報となります。 |
2. 使用流体圧力 | 一次側圧力(最高・最低・常用運転圧力)を確認。耐圧性能が十分な弁を選定する必要があります。 |
3. 流体温度範囲 | 流体の最低温度・最高温度を確認。極低温・高温の場合、専用材質やシール材が必要です。 |
4. 周囲温度範囲 | 設置環境の温度条件を確認。屋外・高温・低温環境下では、耐環境仕様の弁が必要となります。 |
5. 必要流量と流量係数 | 必要な流量、Cv値(またはKv値)を算出し、口径と内部構造を選定します。 |
6. 接続口径・配管仕様 | 配管サイズ、接続方式(ねじ込み、フランジ、溶接など)を確認。配管設計と一致させる必要があります。 |
7. ボディ材質 | 流体特性・温度・圧力条件に応じ、黄銅、青銅、鋳鉄、アルミ、ステンレス、樹脂などから選択します。 |
8. 電源仕様(電動・電磁弁の場合) | 使用可能な電源電圧・周波数(AC/DC)および消費電力を確認します。 |
まとめ
流体制御弁の選定は、単に口径や価格だけでなく、流体特性・使用環境・性能要件を総合的に評価することが重要です。適切な選定は、設備の安定稼働と長寿命化、さらにはメンテナンスコスト削減にも直結します。
弊社では、長年の実績と専門知識をもとに、最適な弁選定と技術サポートを提供しております。
選定のご相談や仕様確認は、ぜひお気軽にお問い合わせください。